- 「転職したいけど、何から手をつければいいかわからない」
- 「家族もいるし、自分の希望だけじゃ動けない」
- 「転職エージェントってどこも同じに見えるし、正直よくわからない」
そんな風に感じていませんか?
転職は全体の流れを知らずに動き始めると、求人を見ては迷い、条件を決めては揺らぎ…と行ったり来たりして、時間だけが過ぎてしまいがちです。とくに家庭を持っていると、自分の希望だけでは決められない場面も出てきます。
この記事では私が実際に老健から訪問看護へ転職したときに踏んだステップを、準備段階から退職の切り出し方・引き継ぎ、そして入職までそのまま公開します。求人の探し方やエージェント選びだけでなく、初心者が見落としがちな「家族との調整」「退職の伝え方」「ブランク期間の過ごし方」まで具体的にわかる内容になっています。
読み終える頃には転職の全体像がつかめて「まず何から動けばいいか」が明確になっているはずです。迷っているなら、まずは全体の流れを一度つかんでみましょう。
理学療法士の転職、まずは全体の流れをつかもう
転職活動は大きく分けると次の8つのステップで進みます。私自身もこの順番で動きました。
一つずつ順番に実体験を交えて見ていきます。
転職を考え始めたら、まず情報収集から
私が「訪問看護に転職しよう」と決めてから、実際に転職エージェント(PTOTSTワーカー)に登録するまでは約1ヶ月でした。
転職を考え始めたきっかけは人それぞれだと思います。よくあるパターンとしては次のようなものがあります。
- 初めての転職で、将来が不安
- ブランクがあり、現場復帰を考えている
- スキルアップのために分野を変えたい
- 病院から施設・訪問など、違う分野で働きたい
- 今の職場から離れたい(人間関係・残業・体調など)
私の場合は「病院から施設・訪問など、違う分野で働きたい」に近く、老健で働くなかで訪問リハビリへの思いが強くなったことがきっかけでした。この経緯は職務経歴書についての記事でも詳しく触れています。まずは自分がどのパターンに近いかを整理してみると、次に何を調べればいいかが見えてきます。
【体験談】理学療法士の職務経歴書の書き方:テンプレ+エージェントの添削で指摘された3つのこと
家族がいるなら、希望条件を決める前に一度相談を
意外と見落とされがちですが、家族がいる場合は「自分の希望条件」を固める前に家族に相談しておくことをおすすめします。
子どもが保育園に通い始めると、発熱などで急に休むことが増えます。そうなると妻が仕事を休む場面も増えるため、家庭としては慎重にタイミングを見極める必要がありました。
結果として、内定をいただいたのは5月中旬でしたが、実際の入職は11月になりました。内定=すぐに入職、と決めつける必要はありません。家庭の事情に合わせて時期を調整することも、十分に選択肢のひとつです。もし家族がいるなら、希望条件を整理する前にまず「いつなら動けるか」を家族と話しておくと、後々のミスマッチを防げます。
希望条件は「全部」じゃなく2〜3個に絞る
求人を探すときは給与・休日・通勤時間・施設形態など、条件がいろいろ気になってしまうと思います。ですが、全部を完璧に満たす求人はまず見つかりません。
私が転職活動をしていた当時は、子どもが生まれたばかりというライフステージでした。そのため、優先条件は次の2つだけに絞りました。
- 収入アップ(年収400万円以上)
- 18時までに自宅に帰れること
逆に年間休日数や休み方(シフト制か固定休か)については正直なところ気にならなかったというのが本音です。人によって優先順位は変わりますが、「自分は今、何を一番優先したいのか」を2〜3個に絞ることで、求人票を見るときの判断がぐっと早くなります。
求人の探し方とエージェント選び、比較したから見えたこと
求人の探し方は求人サイトで自分で検索する方法もありますが、「理学療法士 求人」のような検索だけに頼るのはおすすめしません。求人票に出てこない内部情報(職場の雰囲気や実際の忙しさなど)は、自分で調べるのが難しいからです。
私はPTOTSTワーカーとPTOT人材バンクの2社に登録し、実際に併用して比較しました。
PTOT人材バンクも対応が悪かったわけではなく、時間調整などはしてくれました。ただ、対応の丁寧さという点でPTOTSTワーカーの担当者が一番自分に合っていました。1社だけに絞らず、複数登録して比較してみることをおすすめします。実際に使ってみた詳しい感想は、PTOTSTワーカーのレビュー記事にまとめています。
【体験談】PTOTSTワーカーは実際どう?連絡の多さや求人のズレまで、良い点・悪い点を正直にお伝えします
応募書類・面接対策は「一人で頑張らない」
希望の求人が見つかったら、次は応募書類の準備と面接・職場見学です。ここは正直、一人で完璧に仕上げようとしなくて大丈夫です。
私も職務経歴書を作成する際は、エージェントの添削を受けながら仕上げました。実際にどんな内容を書いたか、エージェントからどんな指摘を受けたかは、職務経歴書の書き方をまとめた記事で詳しく紹介しています。また、面接前の対策や職場見学でのやり取りは、PTOTSTワーカー登録後の流れをまとめた記事でLINEでの実際のやり取りも含めて公開しているので、あわせて参考にしてみてください。
【体験談】PTOTSTワーカー登録後の流れ:連絡・面談・面接対策まで全部見せます
ポイントだけ挙げると、履歴書・職務経歴書はテンプレートを活用しつつエージェントに添削してもらうこと、職場見学は可能な限り行って実際の雰囲気を確かめること、この2点です。
内定が出たら:退職の切り出し方と引き継ぎのリアル
内定が出たあと、条件面の確認や給与交渉と並行して考えなければいけないのが、今の職場への「退職の切り出し方」です(給与交渉の実例は登録後の流れの記事で紹介しています)。
報告してからが、実は一番大変でした。引き継ぎで具体的に大変だったのは、次のようなことです。
- スケジュールの調整、次の担当者への申し送り
- 担当している利用者様への説明(退職の報告)
- リハビリ内容だけでなく、問題点や方向性、利用者様一人ひとりの性格や注意点なども引き継ぐ必要があったこと
次の担当者がスムーズに引き継げるように、私はWordで担当利用者様ごとの申し送り表を事前に作成し、配布してから実際の引き継ぎ業務に取りかかりました。ただ、担当利用者様を誰に引き継ぐかや、退職後に残るスタッフのタイムスケジュール調整などは、上司たちが一緒に考えて調整してくれました。引き継ぎのすべてを自分一人で背負ったわけではありません。
退職を伝えるタイミングやその後の引き継ぎは、初心者ほど不安になる部分だと思います。ですが、内容を一人で抱え込まず、伝えるべきことを整理して共有すれば、周りも協力してくれるものだと実感しました。
退職〜入職まで期間が空いたら:ブランク期間の過ごし方
先ほど触れたとおり、私は内定(5月中旬)から入職(11月)まで期間が空きました。具体的なスケジュールは次のとおりです。
- 8月:本格的な引き継ぎ作業を開始
- 9月:最終出勤
- 10月:有給消化
有給消化中は一人の時間や家事・育児の時間に充てただけでなく、これから働く訪問看護についての座学も行いました。ブランク期間というと「何もしない期間」というイメージを持つかもしれませんが、次の職場に向けた準備期間として使うこともできます。もし内定から入職までに期間が空くことになっても、焦らず、その時間を上手に活用してみてください。
あわせて読みたい
理学療法士が一般企業へ転職しやすい時期はいつ?求人が増えるタイミングと転職を成功させるコツを徹底解説
理学療法士の転職成功体験:エージェント3社を比較して家族と相談し、年収100万円アップした全記録
【体験談】理学療法士の退職理由の伝え方:上司・面接・利用者さんに、2回の転職で実際どう話したか
【体験談】理学療法士の転職で後悔しない3つのポイント:転職して分かった想定外と反省も紹介します
家族への転職の相談を、妻に2回話し合ってすり合わせた体験は、こちらの記事にまとめています。
理学療法士の転職、家族にどう相談した?妻と2回話し合って決めた時期と条件
転職にかかる期間を、実際の月数でまとめた記事もあります。
まとめ
理学療法士の転職を初めて経験する方に向けて、私が実際に踏んだ8つのステップを紹介しました。
- 情報収集(YouTubeやネットで転職の方法を知る)
- 家族との相談・すり合わせ
- 希望条件を2〜3個に絞る
- 求人の探し方を決め、複数のエージェントを比較する
- 応募書類の準備(一人で頑張らずエージェントに添削してもらう)
- 面接・職場見学
- 内定後の条件確認・退職の切り出し
- 引き継ぎ〜入職
特に「家族との調整」「退職の切り出し方・引き継ぎ」「ブランク期間の過ごし方」は、求人サイトの情報だけではなかなか分からない部分だと思います。全体の流れが見えていれば、一つひとつのステップで迷う時間はぐっと減らせます。まずは自分の状況を整理するところから、少しずつ動き出してみてください。
【PR】以下のボタンは広告(アフィリエイトリンク)を含む場合があります。紹介しているサービスは私が実際に利用したものです。
