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【体験談】理学療法士の年収を職場別に公開|病院350万・老健380万・訪問看護450万と年齢別の相場

【体験談】理学療法士の年収を職場別に公開
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「自分の年収は、理学療法士として高いのか低いのか分からない」

「病院と訪問で、年収はどれくらい違うの?」

「昇給が少なくて、このままで大丈夫なのか不安」

  • 今の年収が、同じ年代の相場と比べてどうなのか知りたい
  • 病院・老健・訪問看護で、給料の中身がどう違うのか知りたい
  • 結婚や子育てを考えたとき、今の年収でやっていけるのか心配

そんな風に感じていませんか?

相場を知らないままだと、今の年収が妥当なのか判断できません。転職先を選ぶときも、「訪問は高いらしい」「病院なら安心」といったイメージだけで決めてしまいやすくなります。

大阪在住、理学療法士10年目のメロンです。病院→介護老人保健施設(老健)→訪問看護ステーションへと2回の転職を経て、年収100万円アップを達成しました。2人の子どもの育児にも奮闘中です。

この記事では、厚生労働省の公的データをもとにした年齢別の相場と、私が実際に働いた3つの職場の年収・手取り・手当の中身・昇給、そして子育てと年収の関係を、体験談としてまとめました。読み終える頃には、自分の年収の位置と、職場選びで見るべきポイントが分かるはずです。

結論からお伝えすると、理学療法士は昇給が少ない業界なので、年収を大きく左右するのは、昇給よりも「どの職場を選ぶか」だと感じています。

理学療法士の年収の相場(年齢別・公的データ)

まず、公的データで年齢別の相場を確認します。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている、令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした年収です。

年齢階級別の年収(万円) 20〜24歳 337.5 25〜29歳 397.8 30〜34歳 431.5 35〜39歳 457.1 40〜44歳 482.1 45〜49歳 519.7 50〜54歳 548.8 55〜59歳 525.2 0

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成」理学療法士(PT)。職業分類は「理学療法士、作業療法士等」で、PT単独の統計ではありません。

ポイントは次の3つです。

  • 20代後半〜30代で、年収は約400万円から約460万円へ上がっていく
  • 30代(30〜34歳・35〜39歳)の平均は、約431〜457万円
  • 40代以降もゆるやかに上がり、50代前半で約549万円

年齢別の相場は、あくまで全国の平均です。勤務先の種類や地域、手当によって、人によって大きく変わります。次に、私が実際に働いた3つの職場で、どう違ったのかを紹介します。

職場別の年収は?私の3職場で比べてみた

「病院と訪問でどれくらい違うの?」と気になる方も多いと思いますが、職場の種類(病院・老健・訪問など)ごとの年収は、公的な統計では公表されていません。求人情報をもとにした民間の集計では、訪問系の年収が高い傾向があると言われていますが、あくまで目安です。

そこで、ここでは私自身の3職場の実体験を、給料の中身まで含めて公開します(個人の事例です)。

病院 老健 訪問看護ST
年収 350万円 380万円 450万円
月の手取り 約18万円 約20万円 約28.3万円
特徴的な手当 通勤手当(25,000円) 老健手当(2万円) 職能給・処遇改善・歩合(0〜2万円)
残業手当 1〜2時間で約3,000円 なし なし
役職手当 なし なし なし

出典:筆者の実体験(個人の事例)。病院の細かい明細は手元になく、覚えている範囲です。手取りは通勤手当の有無などで単純比較できません(病院は通勤手当を含み、老健・訪問は通勤手当なし)。

手取りで見ると、病院の約18万円から、老健で約20万円、訪問看護で約28.3万円と、2回の転職で大きく変わりました。年収では合計100万円のアップです。

理学療法士が訪問看護へ転職して年収100万円アップ、その裏側にあった大変さとやりがい【体験談】

職場ごとの給料の中身

同じ理学療法士でも、職場によって給料の内訳(基本給や手当の種類)がまったく違いました。

1病院:手当が少なく、手取りは約18万円

手取りは約18万円で、通勤手当(25,000円)を含みます。残業手当は1〜2時間で3,000円ほど、役職手当はありませんでした。30代で手当がつくような役職になることは、私の周りではほとんどなく、年功序列の考え方が少し残っている印象でした。

2老健:病院の給料+老健手当2万円

手取りは約20万円で、病院の給料に老健手当(2万円)が上乗せされた形でした。役職手当・通勤手当・残業手当はありませんでした。

3訪問看護:固定給が厚く、歩合が少し乗る

月の内訳は、基本給225,000円、職能給96,000円、処遇改善16,000円で、固定部分だけで337,000円でした。ここに歩合手当(インセンティブ)が0〜20,000円加わり、手取りは282,993円でした。残業手当・役職手当・通勤手当はありません。

訪問看護の給料が高い理由は、歩合というより、基本給と職能給などの「固定の部分」が厚いことでした。インセンティブの仕組みや職場による違いは、こちらの記事で詳しく書いています。

【体験談】訪問リハビリの理学療法士の仕事内容|病院との違い・インセンティブ・転職前の確認ポイント

昇給は年500〜1,000円。年収を変えるのは「職場選び」

私が一番ショックだったのは、昇給が年に500〜1,000円ほどしかなかったことです。

サラリーマンの友人は、1年で5,000〜10,000円ほど昇給すると聞いていたので、正直「めっちゃ少ない」と感じました。昇給の少ない業界だということは、就職してから初めて知りました。

メロン
メロン
同じ職場で10年働いても、昇給だけで年収を大きく上げるのは難しいと感じました。私の場合、年収が大きく変わったのは、昇給ではなく転職で職場を変えたときでした。

年収を上げる具体的な方法は、別の記事にまとめています。

【体験談】理学療法士が年収を上げる方法|4つのレバーと交渉・市場価値の作り方

年収と大変さは比例しない

「年収が上がると、その分しんどくなるのでは?」と思うかもしれませんが、私の経験では年収と仕事の大変さは比例しませんでした。

私は、自分がやりたい仕事の中から、今より年収が高い求人を選びました。そのため、年収が上がっても、やりがいのある仕事(少なくとも、嫌いや苦手意識の少ない仕事)に就くことができました。

逆に、「訪問(外回り)は苦手だけど、年収が高いから転職しよう」という決め方をすると、しんどくなると思います。年収は大切ですが、やりたい仕事であることが前提だと感じています。

職場ごとの働き方や体力面の違いは、こちらの記事で比べています。

【体験談】訪問リハビリ・病院・施設(老健)どっちがいい?理学療法士が3つの職場を経験して分かった選び方

子育てと年収:病院の年収だと金銭的に厳しいと感じた理由

ここは、実際に子育てをしている立場から、正直にお伝えします。

私の感覚では、子育てをするなら、病院の年収だけでは金銭的に厳しいと思います。共働きでも、同じくらいの年収だと生活費の工面はなかなか大変で、持ち家があったり、実家から金銭的な支援があったりしないと難しいと感じます。

実際、私が働いていた病院には独身の人が多くいました。女性は結婚や出産を機に仕事自体を辞める人もいましたが、年収を増やすために転職する人も多かったです。そして、年収が高い職場に転職すると、結婚していたり子どもがいたりする人の割合が高くなる印象でした。それだけ、仕事に求める条件として年収の優先度が大きくなるのだと思います。

今は、私の年収と妻の育休手当で、子ども2人を育てられています。ただ、病院の年収のままだったら、今の生活水準は維持できなかったと思います。

子どもを授かりたいと考えている方は、次のリスクも知っておくと安心です(私の職場の場合です。制度は職場によって違うので、確認してください)。

  • 産休・育休で、一時的に年収が大きく下がる
  • 復職後も、時短やパートでフルタイムに戻れず、年収が下がることがある
  • 子どもの発熱で、急な休みや早退が出る(有給が足りないと欠勤・早退扱いになり、給料に影響します)
  • 看護・介護休暇を使っても、その日は無給だった

年収が低いままだと、これらのリスクが重なったときに、家計がかなり厳しくなります。ライフステージが変わる前に、年収を含めた働き方を整えておくことが大切だと感じています。

【体験談】理学療法士はオワコン?30代が感じた不安の正体と生き残り戦略5選

私は今の年収に満足している?

結論から言うと、満足しています。ただ、貯金ができるほどの余裕があるわけではないので、欲を言えば、もう少し欲しいです。

それでも、この業界で今の労働条件を踏まえると、たくさんいただいていると感じています。公的データの30代の平均(30〜34歳で431.5万円、35〜39歳で457.1万円)と比べても、私の450万円は同じ水準か、少し高いくらいです。

メロン
メロン
ネットの情報ですし、他人と比べても意味はないと思っています。ただ、エージェントと一緒にいろいろな求人を見て相場を知るうちに、自分の市場価値や相場感が分かるようになりました。「今の年収は妥当なのか」を知るだけでも、気持ちがだいぶ楽になりますよ。

転職エージェントは、求人票に出ない情報や、自分の年収が相場とどう違うかを教えてくれます。私が実際に使った3社は、こちらの記事で紹介しています。

【体験談】リハビリ職の転職エージェントおすすめ3社|実際に使った分だけ紹介します

まとめ:年収を左右するのは「職場選び」

  • 公的データでは、30代の理学療法士の年収の平均は約431〜457万円(令和7年賃金構造基本統計調査)
  • 職場別の公的統計はない。私の場合は、病院350万→老健380万→訪問看護450万円で、給料の中身(手当・固定給)が違った
  • 昇給は年500〜1,000円と少なく、年収を大きく変えたのは転職(職場選び)だった
  • 年収と大変さは比例しない。やりたい仕事の中から、年収が高い求人を選ぶ
  • 子育てを考えるなら、産休・育休や急な休みの影響も含めて、年収を考えておく

年収は、昇給を待つよりも、職場の選び方で大きく変わります。ただし、年収だけで決めると、しんどくなることもあります。自分がやりたい仕事かどうかを大切にしながら、納得できる職場を選んでみてください。

今の年収が相場と比べてどうなのか知りたいときは、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。

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大阪在住、10年目の理学療法士です。病院→介護老人保健施設→訪問看護ステーションへと2回の転職を経て、年収100万円アップを達成!これまでの職歴や転職の経験をもとに、転職やリハビリ業務で悩んでいる方の力になりたいと思い、ブログで日々発信しています。2人の育児にも奮闘中です!笑