「理学療法士の職務経歴書って、何を書けばいいの?」
「専門用語が多いけど、人事にも伝わる形にしたい…」
そんな方向けに、理学療法士の職務経歴書を テンプレ+記入例 つきで、迷わず完成できるようにまとめました。
- この記事で分かること
- 先に完成させたい方へ(最短15分)
- 目次
- 1. 提出の基本ルール(形式・枚数・PDF)
- 2. まず決める:転職先別「刺さる要素」(病院・老健・訪問)
- 3. 採用側が見ているポイント(人事/現場責任者)
- 4. 書く前の準備3ステップ(10分)
- 5. いちばん大事:職務要約の作り方(良い例・悪い例)
- 6. コピペOKテンプレ+記入例(ここを埋めれば完成)
- 7. 転職先別の例文(合うものをコピペして調整)
- 8. NG例と直し方(よくある失敗)
- 9. 退職理由・転職理由の書き方(短く)
- 10. 転職回数・ブランクがある人の整え方
- 11. よくある質問(Q&A)
- 12. 提出前チェックリスト(コピペOK)
- 13. まとめ|迷ったら職務要約だけ整える
- 14. CTA(次にやること)
この記事で分かること
- 採用側が職務経歴書で見ているポイント
- そのまま使える「コピペOKテンプレ」と「記入例」
- 転職先(病院/老健/訪問)で刺さる書き分け
- NG例と直し方(通る文章に整えるコツ)
- 転職回数・ブランクがある場合の整え方
- よくある疑問(単位数、志望動機、使い回しなど)
結論:職務経歴書は「何をやったか」より「次の職場で再現できる強み」が伝わる形にすると通過しやすいです。
完璧な文章を書く書類ではなく、面接で「もう少し聞きたい」と思ってもらうための設計図です。
先に完成させたい方へ(最短15分)
時間がない人は、この順番でOKです。
- 下のテンプレをコピー
- 「職務要約」だけ先に埋める(5分)
- 施設ごとの「職務経歴」を箇条書きで埋める(10分)
- 余裕があれば最後に自己PR(5分)
まず「職務要約」が整うだけで、職務経歴書は一気にそれっぽくなります。
目次
- 提出の基本ルール(形式・枚数・PDF)
- まず決める:転職先別「刺さる要素」(病院・老健・訪問)
- 採用側が見ているポイント(人事/現場責任者)
- 書く前の準備3ステップ(10分)
- いちばん大事:職務要約の作り方(良い例・悪い例)
- コピペOKテンプレ+記入例(要約/職務経歴/自己PR)
- 転職先別の例文(合うものをコピペして調整)
- NG例と直し方(よくある失敗)
- 退職理由・転職理由の書き方(短く)
- 転職回数・ブランクがある人の整え方
- よくある質問(Q&A)
- 提出前チェックリスト
- まとめ
- CTA(次にやること)
1. 提出の基本ルール(形式・枚数・PDF)
最初にここだけ押さえればOKです。
- 形式:Wordで作成 → PDF提出が無難(崩れ防止)
- 枚数:A4 1〜2枚目安(長すぎると要点が埋もれやすい)
- フォント:標準の読みやすいもの(10.5〜11pt)
- 写真:原則不要(履歴書側)
- ファイル名:職務経歴書_氏名_提出日(例:職務経歴書_山田太郎_2026-01-19)
- 守秘義務:施設名・個人が特定できる症例詳細は書かない(施設は「回復期病院」など種別でOK)
※提出形式や入力方法に指定がある場合は、応募先の指示を優先してください。
2. まず決める:転職先別「刺さる要素」(病院・老健・訪問)
職務経歴書は「全部を書く」より、志望先に刺さる要素を選ぶ方が強いです。
迷ったら、下の項目を優先して入れてください。
病院(急性期・回復期など)に刺さる
- 期(急性期/回復期/維持期)と対象
- リスク管理(急変・転倒・禁忌への配慮)
- 退院支援(家族指導、カンファ、MSW連携など)
- 評価→介入の筋道(長文にしなくてOK)
老健(入所・通所)に刺さる
- 介護職との連携(介助指導、統一、情報共有)
- 転倒予防・安全管理
- 環境調整、福祉用具提案
- 集団体操、在宅復帰支援(関わっていれば)
訪問(訪問看護・訪問リハ)に刺さる
- 生活課題の把握(動線、家屋、家族状況)
- 自己管理支援(継続、セルフケア)
- ケアマネ・看護師との連携
- 生活に合わせた提案(メニュー調整、導線に合わせた練習)
この「刺さる要素」を決めてから書くと、文章がブレません。
3. 採用側が見ているポイント(人事/現場責任者)
職務経歴書は、読む人が2タイプいる前提で作ると強くなります。
「人事(専門外かもしれない)」と「現場責任者(PT寄り)」です。
人事が見ていること
- 読みやすいか(時系列・役割が一目で分かるか)
- 強みが最初の数行で伝わるか(職務要約)
- 転職理由がネガティブに偏っていないか
- チームで働けそうか(連携の書き方)
現場責任者が見ていること
- 評価から介入までの考え方が筋道立っているか
- リスク管理ができるか
- 多職種連携ができるか
- 実務が想像できるか(退院支援、家屋評価、福祉用具など)
- チームにプラスがあるか(新人指導、業務改善など。あればでOK)
ポイントは「すごい人」より「一緒に働ける人」「任せても大丈夫な人」に見えることです。
4. 書く前の準備3ステップ(10分)
ここを先にメモすると、作成が一気にラクになります。
ステップ1:経験領域を棚卸しする
例
- 病院:急性期/回復期/維持期
- 老健:入所/通所/訪問
- 訪問看護ステーション:在宅リハ
- 対象:整形/脳血管/廃用/内部/精神(アルコール依存症など)
疾患名の細かい羅列は、読み手によっては逆に伝わりにくいので「カテゴリ」で十分です。
ステップ2:強みを「再現できる形」にする
抽象語を落として、採用側がイメージできる言葉に変えます。
❌ コミュ力があります
✅ 退院前カンファで調整を担当し、家族指導まで実施
❌ リハが得意です
✅ 歩行・ADLに加え、自主訓練の定着まで支援
ステップ3:志望先に刺さる言い方に変換する
病院→訪問:生活課題、自己管理支援、家族支援、ケアマネ連携
病院→老健:介護連携、転倒予防、集団、環境調整
訪問→病院:リスク管理、急変対応、情報共有、記録力
5. いちばん大事:職務要約の作り方(良い例・悪い例)
「職務経歴は書けるけど、職務要約が書けない」
ここで止まる人が多いです。
職務要約は、最初の3〜5行で次を伝えるパートです。
- 経験年数と領域
- 強み(再現できる具体)
- 志望先での活かし方
抽象→具体 変換の例(崩れない版)
- コミュ力がある → 退院前カンファで調整を担当し、家族指導まで実施
- 臨床が得意 → 評価→介入→自主訓練の定着まで一連で担当
- チームで動ける → 看護・介護と介助方法の共有、環境調整を実施
- 勉強熱心 → 症例検討に参加し、必要な知識を実務に落とし込んでいる
- 相談しやすい → 新人OJTや手順の見える化(できる範囲で)
良い職務要約の例(病院)
理学療法士として8年勤務。急性期・回復期を中心に整形・脳血管・廃用のリハビリに従事し、評価から歩行・ADL訓練、退院支援まで担当しました。強みは多職種連携とリスク管理で、カンファを通じた退院調整や家族指導にも取り組んできました。今後は回復期領域で、在宅復帰を見据えた支援に貢献したいと考えています。
良い職務要約の例(老健)
理学療法士として10年勤務。病院での臨床経験を基盤に、生活期領域にも関心を持ち、老健での入所・通所支援を意識してきました。強みは介護職を含むチーム連携と安全管理で、転倒リスクの共有、環境調整、介助方法の統一に取り組みました。今後は老健で、生活機能の維持と在宅復帰支援に貢献したいと考えています。
良い職務要約の例(訪問)
理学療法士として6年勤務。訪問領域で生活課題の把握から運動指導、家族指導、環境調整まで一連を担当しました。強みは生活場面に合わせた提案と関係機関連携で、ケアマネや看護師と連携しながら自己管理支援を行ってきました。今後は在宅支援をさらに深め、生活の質向上に貢献したいと考えています。
悪い例 → 直し方
❌ 患者様に寄り添い、頑張ってきました。コミュニケーションが得意です。
✅ 退院前カンファで調整を担当し、家族指導まで実施しました。自主訓練の定着支援にも取り組みました。
6. コピペOKテンプレ+記入例(ここを埋めれば完成)
テンプレだけだと手が止まりやすいので、すぐ下に「記入例」も付けます。
まずは職務要約だけ埋めてOKです。
1)職務要約(3〜5行)
【職務要約テンプレ】
理学療法士として【経験年数】年勤務。主に【急性期/回復期/生活期/訪問】で【対象・領域】のリハビリに従事しました。
強みは【強み1】と【強み2】で、【具体的な役割・連携】を通じて【成果・工夫】を意識してきました。
今後は【志望先】で【活かしたいこと】に貢献したいと考えています。
【記入例(病院→訪問)】
理学療法士として8年勤務。急性期・回復期で整形・脳血管・廃用を中心に、評価から歩行・ADL訓練、退院支援、家族指導まで担当しました。強みは生活を見据えた目標設定と多職種連携で、退院後の生活課題を想定した自主訓練の定着支援にも取り組んできました。今後は訪問領域で、生活場面での課題解決と自己管理支援に貢献したいと考えています。
2)職務経歴(施設ごと/箇条書き推奨)
【職務経歴テンプレ】
■勤務先:【施設種別(病院/老健/訪問など)】
期間:【20XX年X月】〜【20XX年X月】
規模・特徴:【病床・利用定員など(ぼかしOK)】
対象:【整形/脳血管/廃用/内部/精神など】
主な業務:
- 評価:【運動機能・ADL・歩行・生活課題】
- 介入:【運動療法・ADL訓練・自主訓練指導】
- 連携:【カンファ参加、介護指導、家族指導、ケアマネ連携】
工夫・実績(あれば):
- 【自主訓練の定着支援】
- 【転倒リスク共有、環境調整】
その他(あれば):
- 【新人指導/実習指導/委員会/業務改善】
【記入例(回復期病院)】
■勤務先:回復期病院
期間:20XX年X月〜20XX年X月
規模・特徴:回復期病棟(病床数は非公開)
対象:脳血管/整形/廃用
主な業務:
- 評価:運動機能、歩行、ADL、退院後生活の課題把握
- 介入:歩行・移乗練習、ADL訓練、自主訓練の提案
- 連携:医師・看護師・MSWとのカンファ、家族指導
工夫・実績:
- 退院後の生活動線を想定した練習と、自主訓練の継続支援を実施
3)自己PR(200〜300字)
【自己PRテンプレ】
私の強みは【強み】です。これまで【具体的な場面】で【役割】を担い、【工夫】を行ってきました。
その結果、【成果または変化】につながりました。
今後は【志望先】において、【貢献したい内容】を通じてチームや利用者様に貢献したいと考えています。
【記入例(訪問向け)】
私の強みは、生活場面を想定した支援設計と多職種連携です。病院勤務では退院前カンファで調整を担当し、家族指導や退院後を見据えた自主訓練の定着支援にも取り組んできました。退院後の生活課題を言語化し、必要な支援を関係職種と共有することを意識しています。今後は訪問領域で、生活環境に合わせた提案と自己管理支援を通じて、在宅生活の継続に貢献したいと考えています。
7. 転職先別の例文(合うものをコピペして調整)
「テンプレは分かったけど、自分に近い例が欲しい」
そんな方向けに、職務要約の例文をまとめます。
例文A:病院→訪問リハ
理学療法士として8年勤務。急性期・回復期を中心に整形・脳血管・廃用のリハビリに従事し、評価から歩行・ADL訓練、退院支援、家族指導まで担当しました。強みは生活を見据えた目標設定と多職種連携で、退院後の生活課題を想定した自主訓練の定着支援に取り組んできました。今後は訪問領域で、生活場面での課題解決と自己管理支援に貢献したいと考えています。
例文B:病院→老健(入所・通所)
理学療法士として10年勤務。急性期〜維持期での経験を基盤に生活期領域にも関心を持ち、入所・通所を想定した支援を意識してきました。強みは介護職を含むチーム連携と安全管理で、転倒リスクの共有、環境調整、介助方法の統一に取り組みました。今後は老健で、生活機能の維持と在宅復帰支援に貢献したいと考えています。
例文C:老健→訪問
理学療法士として7年勤務。老健の入所・通所で転倒予防や移乗・歩行訓練、福祉用具提案、介護職との連携を経験しました。強みは安全管理とチーム連携で、介助方法の共有や環境調整に取り組んできました。今後は訪問領域で、生活場面に合わせた支援と関係機関連携を通じて在宅生活の継続に貢献したいと考えています。
例文D:訪問→老健
理学療法士として6年勤務。訪問領域で生活課題の把握から運動指導、家族指導、環境調整まで担当しました。強みは生活場面に合わせた提案と連携で、ケアマネ・看護師と協働しながら自己管理支援を行ってきました。今後は老健で、生活機能の維持と安全な集団・個別支援に貢献したいと考えています。
例文E:転職回数がある人(短く整える)
理学療法士として10年勤務。病院・老健・訪問で生活期まで一貫して経験し、評価から介入、連携、家族指導まで担当してきました。強みは多職種連携と生活を見据えた支援で、目標に合わせた提案と継続支援に取り組んできました。今後は【志望先】で経験を活かし、【貢献したいこと】に取り組みたいと考えています。
8. NG例と直し方(よくある失敗)
NG1:抽象的すぎる
❌ 患者様に寄り添ったリハビリをしてきました
✅ 退院後の生活を想定し、家族指導と自主訓練の定着支援を行いました
NG2:専門用語だらけで伝わらない
❌ ADL、FIM、TUG、BBS…を羅列
✅ ADL(日常生活動作)などは初出に補足。指標は必要最小限にする
NG3:長すぎて要点が埋もれる
❌ 症例や業務を全部書く
✅ 強みにつながる項目だけ残す(3〜5項目)
NG4:前職批判がにじむ
❌ 人間関係が悪かった
✅ より生活期に近い支援に携わりたく、在宅領域に挑戦するため
NG5:守秘義務に触れる
❌ 施設名、個人が特定できる症例の詳細
✅ 施設種別、対象、役割をぼかして書く(年代や疾患カテゴリまでが安全)
9. 退職理由・転職理由の書き方(短く)
職務経歴書では、転職理由は1〜2行で十分です。
型はこれでOKです。
「事実 → 前向きな目的 → 次で活かす」
例
より生活期に近い支援に携わりたく、在宅領域に挑戦するため転職を希望します。これまでの退院支援や家族指導の経験を活かし、生活場面での課題解決に貢献したいです。
10. 転職回数・ブランクがある人の整え方
転職回数がある場合
- 職務要約で「一貫した軸」を1つ作る(生活期まで一貫/連携/安全管理など)
- 理由は説明しすぎず、目的に寄せる
- 詳細は面接で聞かれる前提で、職務経歴書は整える
ブランクがある場合
ブランクは「何をしていたか」より「復帰に向けて整えたか」が大事です。
書き方の例(1〜2行)
家庭の事情により一時的に離職していましたが、復帰に向けて健康管理と知識の整理を行い、現在は就業に支障のない状態です。今後は【志望先】で経験を活かして貢献したいと考えています。
11. よくある質問(Q&A)
Q. 単位数は書いた方がいい?
A. 基本は書かなくてもOKです。書くなら盛らずに範囲で(例:1日あたり○〜○単位程度)。単位数より「対象・役割・連携」が評価されやすいです。
Q. 志望先に合わせて内容は変えるべき?(使い回しOK?)
A. 使い回しはOKですが、職務要約だけは志望先に合わせて言い換えるのがおすすめです。3〜5行だけ調整すれば、通過率が上がりやすいです。
Q. 志望動機は職務経歴書に書く?
A. 長文は不要です。職務要約の最後に「今後は〜に貢献したい」程度でOK。厚く話すのは面接で十分です。
Q. 専門用語はどこまで書いていい?
A. 人事が読む前提で、初出に補足を入れるのが安全です。略語の羅列より、「何ができるか」が伝わる文章が強いです。
Q. 退職理由はどこに書く?
A. 基本は職務経歴書では短く(1〜2行)でOK。履歴書や面接で説明する前提で、職務経歴書は「次でどう活かすか」に寄せると印象が良いです。
12. 提出前チェックリスト(コピペOK)
- 誤字脱字がない
- 年月がズレていない(時系列が自然)
- 職務要約の3〜5行で強みが伝わる
- 抽象語ばかりになっていない(具体がある)
- 専門用語に補足がある
- 1施設あたり長すぎない(要点が見える)
- 守秘義務に触れていない
- A4で1〜2枚目安に収まる
- PDF化して崩れていない
- ファイル名が分かりやすい
- 指定がある場合は応募先の形式に合わせた
13. まとめ|迷ったら職務要約だけ整える
職務経歴書で迷う人の多くは、職務経歴より先に「職務要約」で止まります。
- 経験年数と領域
- 強み(再現できる具体)
- 志望先での活かし方
これが3〜5行で書ければ、職務経歴書は形になります。
14. CTA(次にやること)
職務経歴書は、自分だけで悩むより「第三者の目」が入ると改善が早いです。
転職エージェントは無料で、次のサポートをしてくれることが多いです。
- 職務経歴書の添削
- 面接対策(よく聞かれる質問・答え方)
- 条件交渉の代行(年収・休日・勤務時間など)
無理に転職を勧められないところを選べば、情報収集だけでも安心です。
まずは職務要約だけでも添削してもらうと、通過しやすい形に整えやすくなります。
