「頑張ってるのに給料が増えない」
「賞与って結局、基本給で決まるの?」
「転職すれば上がるのは分かる。でも失敗はしたくない…」
忙しい30代の理学療法士ほど、“根性”ではなく“働く環境”で年収が変わります。
この記事では、今日から動ける形で7つの戦略に落とし込みます。
結論:年収は「4つのレバー」で上がる
年収はざっくり、こう分解できます。
- 基本給×12ヶ月
- 賞与(ボーナス)
- 手当(役職・資格・住宅・訪問など)
- 残業代/インセンティブ(あれば)
つまり年収UPは、
「基本給」か「賞与」か「手当」か「働き方(残業/インセン)」のどれを上げるかを決めるゲームです。
闇雲に頑張っても上がりません。
賞与は基本給で決まる? → “会社のルール次第”が答え
よくある誤解がここです。
賞与は「法律で必ず支給」ではない
賞与は、就業規則・賃金規程・雇用契約に「支給する」「算定方法」が書かれてはじめてルールになります。
(だから同じ職場でも、査定や業績で差が出ます)
でも実務上は「基本給◯ヶ月分」が多い
多くの職場では、賞与のベースを
- 基本給×◯ヶ月
- (基本給+役職手当)×◯ヶ月
- 評価点×係数(+業績)
みたいに決めています。つまり「基本給が高いほど賞与も増えやすい」のは事実。
ただし、どの手当が算定に入るかは会社ごとに違います。
ここだけ確認すればOK(5分でできる)
あなたの職場の賞与が「何で決まるか」は、まずここ。
- 就業規則:賞与の支給条件
- 賃金規程:算定基礎(基本給だけ?手当も?)
- 人事評価制度:賞与への反映割合
これが分かると、次の7戦略が“的外れ”になりません。
年収を上げる7戦略(浅くない版)
戦略1:給与テーブルと評価項目を入手する(最優先)
年収が伸びない人の共通点は、上げ方が分からない状態で頑張っていること。
やること
- 上司 or 人事に「評価の観点」を聞く
- 昇給条件(何を満たすといくら上がるか)を確認する
- 可能なら給与テーブル(等級表)を把握する
聞き方(そのまま使える)
「来期、昇給・賞与評価を上げたいです。評価で見られる項目と、伸ばす優先順位を教えてください」
ここで曖昧な返事なら、次の戦略(転職)を強めた方が早いです。
戦略2:基本給を上げる交渉は「タイミング×材料」で勝つ
交渉が苦手でもOK。ポイントは“いつ・何を出すか”。
タイミング(鉄板)
- 人事評価の直前(期末/半期末)
- 役割が増えた直後(担当増・新人指導・係など)
- 内定・オファーを持っているとき(転職も視野)
材料(これがあると強い)
- 数字:担当件数、稼働率、加算、キャンセル率改善など
- 役割:新人教育、チームの仕組み化、業務改善
- 代替困難性:あなたが抜けると回らない領域
交渉の型(PREPで短く)
- P:来期、基本給(または等級)を上げたい
- R:理由は、役割と成果が増えたため
- E:具体例(新人指導・業務改善・担当増)
- P:評価を上げるために、必要条件を確認したい
戦略3:手当は「取りに行くもの」:役割・資格・働き方で増える
基本給が上がりにくい職場でも、手当は伸びやすいです。
狙い目
- 役職/リーダー手当(小さくても固定で効く)
- 訪問関連(訪問手当・インセン)
- 認定資格、呼吸・心リハ・福祉住環境など“職場で使う資格”
コツ
- 「資格を取る」より先に、その資格で何が増えるか確認
- 例:担当患者層が広がる/加算に関与できる/教育担当になれる
戦略4:賞与を増やすには「評価の攻略」がいちばん効く
賞与が評価連動なら、頑張り方を変えるだけで差が出ます。
やること(順番が大事)
- 評価項目を聞く
- 上司と「今期の目標」を合意する(紙に残す)
- 中間面談で軌道修正
- 期末は“自己評価メモ”を提出できる形にする
評価が上がりやすい行動
- チームの“面倒な仕事”を仕組みにする(共有化・テンプレ化)
- 新人が迷うポイントを資料化
- クレーム・ヒヤリハットを減らす改善
- 記録時間短縮など、職場に利益が残る改善
賞与は「良い人」より「成果が見える人」が強いです。
戦略5:働き方の最適化で「実質年収」を上げる(消耗を減らす)
同じ年収でも、消耗が違うと人生の満足度が変わります。
見直す項目
- 残業の“発生源”(記録・移動・会議・書式)
- 訪問なら:ルート、単独訪問開始時期、キャンセル時の扱い
- 休日:土日出勤の頻度と代休の実態
チェックリスト(転職でも現職でも使える)
- 記録媒体(紙?電子?)
- 会議の頻度と時間
- 1日の平均移動時間
- 研修が勤務扱いか(無給なら注意)
戦略6:年収を上げやすい転職は「どのレバーが増えるか」で選ぶ
転職=年収UPではありません。
上がる人は、“どこが増えるか”を見て選びます。
見極めポイント
- 基本給:等級制度があるか/昇給実績
- 賞与:算定基礎と支給実績(最低保証の有無)
- 手当:訪問・役職・住宅・資格
- 残業:固定残業の有無、実態
失敗しやすいパターン
- 「総支給が高い」だけで飛びつく(内訳が弱い)
- 賞与の“条件”が曖昧(業績次第でゼロもあり得る)
戦略7:市場価値を上げる(最強だけど、積み上げ型)
短期で上げたいなら転職が早い。
でも長期で伸ばすなら、市場価値の積み上げが最強です。
方向性(例)
- マネジメント:教育・仕組み化・数値管理
- 専門性:疾患領域×実務(実績が語れる)
- 発信:症例ではなく“制度・働き方・キャリア”の情報発信
- 企業系:医療×IT、営業、カスタマーサクセス、研修企画など
副業は職場規定に注意。まずは「規定確認→小さく始める」がおすすめ。
忙しい人向け:2週間でやる行動プラン
Day1〜3:現状把握
- 賞与の算定基礎(規定)を確認
- 評価項目を上司に聞く(テンプレでOK)
Day4〜7:改善の設計
- 「成果メモ」を作る(担当増/教育/改善)
- 来期の目標を上司と合意
Day8〜14:保険をかける
- 転職サイト or エージェントで相場確認
- 求人を2〜3件見る(応募はまだでOK)
“現職で上げる”と“転職で上げる”を同時に走らせると、判断がブレません。
まとめ:年収UPは「頑張る」じゃなく「上げ方を決める」
7戦略の中でも、まず効くのはこれです。
- 評価項目を確認する(戦略1)
- 基本給or賞与を上げる材料を作る(戦略2・4)
- 上がらない職場なら、レバーが増える環境へ(戦略6)
ちなみに、日本全体の平均給与は上昇傾向で、国税庁公表データを引用した報道では平均給与478万円が示されています。
“上がる流れ”がある今こそ、あなたも取りにいけます。
